IT業界でのソフトウェアエンジニアの苦労

IT業界と一言で言っても、さまざまなエンジニアが働いています。その中でも、ソフトウェアエンジニアは苦労が多いと言われています。ソフトウェア開発のプロジェクトにおいて、通常は納期が設定されます。
この、予め設定されている納期を厳守することは最も重要で、ソフトウェアエンジニアは限られた時間内にクライアントが要望するものを開発し、きっちりと納品することが大切です。

しかし、最近の傾向として、短納期化があり、常に時間に追われながらの作業となることが多いと言えます。また、仕様が確定した後でも、仕様追加や変更が発生することもよくある話しです。
この場合、予算は追加されても納期は変更されないケースが少なくありません。プロジェクトマネージャーは納期後の提供でも良い機能を洗い出し、提供範囲の調整を行うことになります。調整できない場合は、増員でカバーする方法を取ることもあります。

このような状況で余裕がないプロジェクトが多く、ソフトウェアエンジニアは労働時間が長くなりがちです。
特に、時間がかかるのが、デバッグと言われるプログラムの不具合を修正し、再テストをする工程だと言えます。デバッグも簡素なものなら良いのですが、複雑な仕様によるものや、技術的に難易度が高いものなどである場合、時間がかかってしまいます。

加えて、修正部分においては、再テストしなければならない範囲が広く、さらに時間がかかることになります。ここで手を抜いてしまうと、後に大きなトラブルになる可能性もあり、納期と品質の板挟みとなる苦労もあるのです。